No.22「右脳・左脳偏り」症候群 【予防医学コラム】

22_brabio_04脳は全身のコントロールセンターです!

脳は約140億もの神経細胞で構成され、それらが複雑につながって、さまざまな情緒や知的な活動を行っています。

物事を認知したり、判断したり、目的を持って行動することはすべて脳と神経の連携によって行われているのです。

その為、脳細胞や脳の働きに必要な栄養が全て揃わなければ、脳はもちろん神経系統の正常な働きが出来なくなります。正常な判断力を失い、精神的に不安定になったり感情をコントロールできなくなるなど、様々なトラブルを引き起こします。

 

あなたは右脳派?左脳派?

私達の脳は左右二つに分かれていて、左側を左脳、右側を右脳といい、その間は脳粱と呼ばれる神経線維でつながれています。

左脳は体の右半分を、右脳は体の左半分を制御しています。首のところで左右の神経が入れ替わりますが、理由ははっきりしていません。

ところで、人には利き手があるように、脳にも「利き脳」があります。

あなたは、腕を組んだ時、どちらの腕が上になりますか?

右腕が上にくる人は左脳の働きがよく、論理的な判断力に優れているタイプです。一方、左腕が上にくる人は右脳の働きがよく、直観的な判断力に優れているタイプと言われています。

 

お子様の発育やアンチエイジングにも大きな関係が

現代社会では、大人が考える以上に子供にもストレスがたくさんあります。脳が発達する子供は、栄養の影響を直接受けるため、不足すると知能が遅れるだけでなく、やる気が出ない、キレやすいなど、精神状態も不安定になります。大人の場合ももちろん、精神状態やアンチエイジングには栄養が関係しています。

 

左脳と右脳の働きとは? 

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頭のよい仕組みとは!

「言語は左脳、感覚は右脳」と言われますが、実際には別々に働いているわけではありません。左脳と右脳は細かく分ければ機能別に様々なパーツに分かれ、それぞれがネットワークを形成しています。右脳の直感・独創性・大量の記憶を左脳の論理・常識に照らし合わせて、言語で説明したりしているのです。

つまり、「頭がよい・賢い」ということは、それぞれをバラバラに鍛えることではなく、ネットワークをスムーズにすることであり、右脳も左脳もバランスよく働かせることなのです。

 

賢く44_02健全な脳を作るには!!

脳の発育・発達は3歳までに約8割が完成し、10歳位までにはほぼ完了すると言われています。つまり、その時期に脳に必要な栄養(たんぱく質・ビタミン・ミネラル)をバランスよく摂ることで脳の発達や成長に良い影響を与えます。栄養によって脳のサイズも変わり、将来の性格や能力、職業などにも関係します。

そして、その後は形成された脳をいかにうまく使うことが出来るかに、栄養が関わっているのです。

 

脳の働きを高めよう!!
脳に必要な必須栄養素を摂ることはもちろんですが、脳の細胞膜の一種で情報の伝達、栄養の取り込み、老廃物の排出などをスムーズにするホスファチジルセリンDHA(ドコサヘキサエン酸)など脳の働きをスムーズにする成分をバランスよく摂ることで、賢く健全な脳を作ることが出来るのです。

 

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