熱中症による緊急搬送や死亡者数が年々増加しています。なぜ熱中症になりやすい人となりにくい人がいるのでしょうか。今回は、温暖化により、夏だけでなく春から患者数が増えている熱中症についてです。
昨年、熱中症が原因で100名以上が死亡!
熱中症とは、運動や暑熱から起こる体適応障害の総称。こむら返り、頭痛や吐き気、重症になると体温が40℃を超え、意識障害、死亡につながる事もあります。昨夏ピーク時、1週間で1万2千人以上の方が病院へ搬送され、100名以上の方が亡くなりました。
自律神経の乱れが熱中症を招きます!
身体は、自律神経が皮膚からの放熱・発汗や熱産生により体温調節をしています。食生活の乱れ(栄養不足)・老化・ストレス・睡眠不足だけでなく、薬の常用はことさら、自律神経を乱す大きな要因となり、体温調節機能の低下を引き起こすと共に、免疫力低下にも拍車をかけます。その時『薬』を服用すると、より一層悪循環に陥り熱中症にもなりやすくなる為、注意が必要です。
熱中症になりにくい体作りには、バランスの良い栄養です!
熱中症予防には、日頃から熱を体外に発散できる体作りをすること…つまり、体温調節(発汗作用)機能に大きく関わる自律神経を整えることが大切です。その為にはバランスの良い栄養(必須アミノ酸・ビタミン・ミネラル)が必要不可欠です。お水を飲めば安心というわけではありません。体質改善は数カ月かかるので、今から栄養をしっかり摂り、熱中症対策を始めましょう。相乗効果で免疫力も上がり、より着実な体質改善につながります。