長年に渡り、ヘルバ予防医学研究会の学術顧問をお勤めいただいてる山﨑 正利先生は、感染症や免疫機構に関わる研究をご専門とされています。
山﨑先生から新年のメッセージをいただきました。
あけましておめでとうございます。
よく話題になる「健康寿命」とは、健康上の問題で日常生活が制限される事なく出来る期間であり「平均寿命」より大きな意味があると言えます。
さらに最近では「貢献寿命」がより大切であることが言われるようになってきました。「貢献寿命」とは、社会とつながり、他者の役に立つ、感謝されるといった関わり(仕事でもボランティア活動でも何でもよい)を持ち続ける人生期間といえます。近年の研究からは、定年後も社会とつながりを持つことが、心身の健康状態を改善し、死亡率の低減につながることや、また「幸福感のある人は長生きする」という研究があるように、誰かのために行動する人は、そうでない人と比べて幸福感が高く、健康で長寿だと言われています。今までの長寿に向けた目標は、「平均寿命」から「健康寿命」の延伸でしたが、これからはさらに「貢献寿命」を延ばすことが、人生100年時代の社会において重要になってくると思われます。
本年も、会員の皆様方のますますのご活躍とご健康をお祈り申し上げます。
山﨑先生が監修されたヘルバの免疫系への影響に関する検証はこちら>>
山﨑 正利先生プロフィール
薬学博士 / 帝京大学薬学部 名誉教授 東京大学薬学部卒業 / 同大学院卒業・薬学博士同大学助手、米国国立がん研究所・客員研究員(文部省 研究員)、帝京大学薬学部就任とともに、熊本大学医学部講師・東京大学薬学部講師・京都大学薬学部 講師など歴任後、帝京大学教授就任。