肝臓が発するSOSサインです!!
疲れやすい、目覚めが悪い、食欲不振、吐き気、おなかが張る、急にお酒が弱くなる…などの症状はありませんか?
「沈黙の臓器」と言われる肝臓は、弱っていても検査結果に現れず、特有の症状もほとんど出ないため、SOSサインを見逃すことも…。自己再生能力が強く、アルコール、添加物、薬などで一部が損傷を受けてもすぐに修復できる臓器ですが、もちろん限界もあります。
肝臓は「生命の維持に関わる役割」を担っています!
肝臓は、胃や腸で消化された栄養素を分解・合成・貯蔵し、体が利用しやすい形にして全身に供給しています。血液中の悪玉コレステロールを善玉コレステロールに作り変えるのもその一つです。 また、肝臓は体内に入ってきた添加物や薬などの有害物質を分解して無毒の物質に変えたり、胆汁を作ったり、ホルモンを合成したり…。体内で最も多くの働きを持っているため、毎日フル活動で働いています。
さらに!肝臓に負担をかけるものが!!
それぞれの量は少なくても、毎日の積み重ねで、肝臓には負担がかかり、疲れが溜まる一方です…。
肝臓の仕事「胆汁の生産」
肝臓の仕事で忘れてはならないのが、胆汁の分泌です。 肝臓で作られた胆汁は、ほとんどが胆嚢に溜められます。食物が十二指腸の粘膜に触れると、十二指腸から分泌されるホルモンの刺激により胆嚢が収縮して胆汁を排出し、膵臓から出る膵液と合流して十二指腸に排出されます。胆汁に含まれる胆汁酸は、脂肪を乳化して、リパーゼなどの消化酵素の働きを助けます。この胆汁のおかげで、脂肪の消化吸収ができるのです。
近年増加している胆石って??
胆汁の成分が固まって出来たものが胆石です。 食の欧米化により、高脂肪食や高コレステロール食が増え、さらに、肥満やストレスなどにより胆汁中の成分のバランスが崩れ、溶けきれないコレステロールが結晶化して、胆石となる人が増加しています。また、アルコールの過剰摂取や疲労、さらに朝食を抜いた生活や無理なダイエットでの低脂肪の食事により、作られた胆汁が使われず、胆嚢や胆管内に溜り胆石になってしまうのです。
肝臓の代わりはいません!!
肝臓はとても多くの働きを持っているため、肝臓の病気も複雑多様です。進行すると合併症も起こりやすく、命にかかわることもあります。胃はすべて切除してしまっても小腸がある程度役割を果たしますが、肝臓の代わりをしてくれるものはないのです!!
肝臓のSOSサインを見逃さないで!!
飽食の時代、私たちの肝臓は毎日酷使されています。そこで!!
①バランスの取れた栄養を摂ること
②肝臓の働きを助ける栄養を摂ること