年齢のせい…と見過ごしてはいませんか?
今までやる気に満ち溢れていたのに、突然「だるい」「疲れが溜まりやすくなった」「やる気がおきない」といったような症状はありませんか?そして、あなたのご主人やご家族でそんな男性はいませんか?
男性更年期症状かもしれません!
男性も女性も、年齢を重ねると性ホルモンの分泌が減少し、バランスが乱れやすくなります。男性の場合、男性ホルモン「テストステロン」が20~30代をピークに、45歳位から緩やかに減少していきます。
テストステロンは、男性らしい体格や骨格を作ったり筋肉を増やすだけでなく、認知機能や記憶、物事の判断や血管の柔軟さ、脂質代謝などに関係している為、分泌量が減少すると、身体的だけでなく精神的な面にも影響を及ぼし、いわゆる男性後年来症状を引き起こします。
更年期障害は女性特有とされたのはずいぶん前のことで、今や男性にも様々な更年期症状が現れることが分かっています。
男性ホルモンを低下させる原因は…?
■ストレス
栄養を過剰に消耗し、神経・ホルモン系の働きやバランスを乱します。仕事や家庭でのストレスが多くなりやすい40~50代前半の働き盛りの男性、ストレスを溜め込みやすい人は更年期症状が出やすくなります。
■運動不足
運動は、ホルモンバランスを整え、神経系にもよい影響を与えます。運動不足、今まで運動をしていたのに急にやめた人も注意が必要です。
男性更年期障害の症状!
■精神症状… 気力の低下、不安、落胆、イライラ、不眠、うつ、集中力・判断力・記憶力の低下など。
■身体症状… 疲労感、めまい、頭痛、関節痛、動悸、息切れ、のぼせ、頻尿、肩こり、食欲低下、耳鳴りなど。
■性機能症状… 性欲の低下、ED(勃起不全)、射精障害など。
放っておくと、様々な病気のリスクが!
一見すると年齢のせいにしがちな症状ですが、放っておくと、うつ病や不眠症だけでなく、高血圧や糖尿病など命に関わる病気につながることもあります。
男性の更年期症状は性格や体質などによって個人差も大きく、発症する年齢も遅めです。また、女性の「閉経」のような目安となる体の変化がない為、発見が遅れてしまう事も少なくありません。男性は仕事優先で自分の体の異変に気付かない場合も多く、家族や周りの協力も重要です。
予防&改善するには!
■バランスのよい栄養を摂ること
ホルモンや神経、血液、血管など体全ての材料となり、その働きに必要なバランスの良い栄養をしっかり摂ることが第一です。
■ライフスタイルを整えること
仕事や責任などストレスを解消する時間や空間(趣味など)を作り、質の良い睡眠、適度な運動など生活習慣を整えることも大切です。