No.30 「アルコール無知」症候群【予防医学コラム】

op30_1_1801アルコールとは?!

「お酒」とはアルコールを1%以上含む飲料のことを言い、主成分はアルコールと水です。お酒を飲むと「酔った」状態になりますが、この時肝臓や脳に影響を与えているのがアルコールです。

お酒の強い人と弱い人

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アセトアルデヒドを酢酸に分解する“アセトアルデヒド脱水素酵素”には3つの型があります。お酒が強い人は、代謝速度が速い活性型を持ち、逆に弱い人は、代謝速度の遅い低活性型や酵素活性が全くない非活性型を持っています。これは、遺伝子の組み合わせによって決まり、後天的に変わることはありません。

日本人の37~38%は低活性型、6~7%は非活性型で、日本人が欧米人に比べてお酒が弱いと言われているのはこのためです。

 

アルコールが体に与える影響とは!

アルコールは、感情や衝動、食欲、睡眠、性欲などの本能的な部分を司る働きを活発にし、少量なら気持ちをリラックスさせたり食欲を増進させたりと良い効果がありますが、飲み過ぎると…

肝臓病の原因に

人体の大化学工場と言われる「肝臓」はアルコール代謝の約90%を担っていますので、飲み過ぎると、脂肪肝、肝炎、肝硬変といった肝機能障害はもちろん、全身の様々な病気の原因につながります。沈黙の臓器と言われるように、よほどのことがない限り音を上げないを臓器ですので、お酒をよく飲む人は症状がなくても、肝臓は疲れているかもしれません。

脳(中枢神経)などに異常が

op30_3_1801アルコールを飲むと、10~20万個の脳細胞が破壊されると言われています。

人間の脳細胞は、20歳を過ぎると毎日約10万個減っていきますので、アルコールを飲む人はそれ以上に脳細胞が破壊され、記憶力・計算力・思考力・判断力など精神的だけでなく、運動機能までをも狂わせてしまうこともあります。

 

正しいお酒の飲み方!

◆食べながら、適量範囲でゆっくりと!

◆談笑し楽しく飲むのが基本!!

 

肝臓は健康の“肝心かなめ”です!

楽しく適度に飲むことが一番ですが、それと共に、肝臓の働きを高め、アルコールを効率良く代謝出来るようにしておくことが大切です。

そこで、肝臓によいとされるL-オルニチン、トルラ酵母、タウリン、ウコンなどの機能性成分をバランスよく摂ることで、毎日の肝臓の働きを高めることができます。

 

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