増加するアレルギー!
アレルギー症状を起こす人々が増え続け、日本人の約30%以上が何らかのアレルギーを持っていると言われています。原因物質は人それぞれですが、共通しているのは、外部と触れ合っている部位(肌、目、鼻など)に症状が出るということです。
アレルギーはなぜ起こるの?
私達の体内には、細菌やウイルスなど病原体や、人体に影響を及ぼす化学物質や様々な異物が入り込んできます。
その中でも健康に生きていくことが出来るのは、体内に侵入するあらゆる異物から体を守る「免疫システム」が備わっているからです。 しかし、この免疫システムが狂い、武器である「抗体」を作り間違えてしまうのがアレルギーです。
症状の起こる仕組みとは!
アレルギー体質は、「IgG抗体の低下」と「IgE抗体の増加」から始まります。
(1)体内に異物(花粉など)が入ってくると、本来作られるべき解毒抗体「IgG抗体」がうまく作り出せず、その代わりに抗ウイルス抗体「IgE抗体」を過剰に作ります。
(2)バランスを崩して過剰に作り出されたIgE抗体は、目や鼻の粘膜にあるマスト細胞にくっつきます。
(3)そこにさらに、抗原(花粉など)が侵入し、マスト細胞にくっついたIgE抗体と結合すると、マスト細胞が破れ、ヒスタミンやサイトカイン等の科学物質が放出します。
(4)放出された化学物質が、神経・血管・分泌腺に刺激を与え、かゆみや痛みなど様々な症状を引き起こします。
解毒力低下の原因は?!
50~60年前にはなかった農薬、添加物、加工食品など食文化の変化や、環境汚染、ストレスにより、ビタミン&ミネラルの欠乏が進み、その結果、解毒力が低下し、アレルギーを引き起こしやすくなっているのです。
■農薬
農薬は、大地に浸み込んでビタミンやミネラルを破壊し、現代食から体の働きに必須な栄養素を奪います。
■添加物
防腐剤、甘味料、着色料などの食品添加物を、私達は一日約20g、平均84種類、年間約7.3㎏も摂取しています。これらも体内で解毒が必要ですが、摂取量が多すぎて、肝臓が解毒しきれなくなっています。
アレルギー体質改善のための3つのポイント!
(1)食文化に学ぶ「食べ合わせ!」
添加物や有害物質を解毒・排出(デトックス)するようなハーブ類を一緒に摂ること。
(2)解毒の臓器「肝心かなめ!」
体内に入ってくる有害物質等を解毒する肝臓の働きを良い状態にしておくこと。
(3)最後の砦「免疫システム!」
侵入してくる様々なものから体を守る免疫システムを整えること。
しかし、まずは!
アレルギーの改善には、根本的にアレルギー体質を変えていくことが必要ですが、それには少し時間がかかります。その間、ステロイド剤などで症状を抑えるのではなく、解毒力を高め、抗体バランスを整える機能性成分をバランスよく摂ることで、かゆみや痛みなどの辛いアレルギー症状からの改善につながります。