No.50「ぞくぞく糖尿病」症候群【予防医学コラム】

社会問題となっている糖尿病

糖尿病_01

ライフスタイルの変化を背景に、世界的に糖尿病が急増し、この50年間で糖尿病患者は50倍になり、医療費も激増しています。日本でも今や2000万人、40歳以上の4人に1人は糖尿病かその予備軍と言われています。

 

糖尿病とは

私たちの体は、血液中のブドウ糖(血糖)を活動エネルギー源としています。中でも脳はブドウ糖しかエネルギーとして使うことが出来ません。

この血糖を調節しているのが、膵臓から分泌されるホルモン「インスリン」です。インスリンの分泌が低下し、血糖を下げられなくなり、長期間高血糖の状態が続いたのが「糖尿病」です。

 Ⅰ型糖尿病 

自己免疫性疾患により膵臓のランゲルハンス島(β-細胞)が何らかの影響で破壊され、インスリンがほとんど分泌しない。

 Ⅱ型糖尿病 

膵臓から分泌されるインスリンの作用が低下したり、分泌量が低下する。

 

ライフスタイルが大きく関わっています

現在糖尿病と言われている大半が「Ⅱ型糖尿病」で、過食や過度の飲酒、栄養バランスの乱れ、運動不足などの生活習慣や肥満、加齢、ストレスなどによって起こります。

膵臓の機能低下

膵臓のランゲルハンス島(β-細胞)の働きが低下して、分泌されるインスリンの作用が低下したり、分泌が不足します。

インスリン不足

過食や過度の飲酒によりインスリンの必要量が増大することで、分泌が追い付かなくなったり不足します。また、材料であるバランスの良い栄養が不足していることもあります。

 

怖いのは合併症!!

糖尿病_02

糖尿病が怖いのは、自覚症状がないまま進行し合併症を引き起こすことです。中でも、高血糖により傷害を受けやすい細い血管が集まっている腎臓、目(網膜)、末梢神経(手足)などの部位は、三大合併症と呼ばれています。

また、高血圧や高脂血症、肥満なども合併しやすくなり、その結果、脳卒中、心筋梗塞・狭心症をはじめ、全身のあらゆる臓器の合併症につながります。

 

薬ではコントロールできません!

本来、インスリンは食後に血糖が上昇し始めると分泌が増加し、お腹がすいて血糖が下がり始めると分泌が減少して、血糖値は自動的にコントロールされています。

しかし、糖尿病になると、そのコントロールが出来なくなる為、対症療法として飲み薬やインスリン注射によって強制的にインスリンを増加させて血糖を下げるのです。それが、時に過剰になり、血糖値が下がり過ぎると、体の各組織では重要なエネルギー源であるブドウ糖が不足して低血糖になり、だるさ、ふらつき、手指のふるえ、冷や汗、頭痛など様々な症状が現れ、さらには意識障害となり生命の危険さえ伴うこともあります。

 

糖尿病&合併症は予防できます!

膵臓やホルモン(インスリン)の働きを高めること、その為には材料である必須栄養素をバランス良くを摂ることが基本です。しかし、現代の食生活ではカロリー過多(脂肪・糖分)、また農薬や添加物などで栄養(たんぱく質・ビタミン・ミネラル)は破壊され、不足しています。

そこで、バランスの良い栄養と共に、小麦アルブミン、酵母エキス(ヌクレアミン)、ビール酵母、マカエキスなど、血糖バランスに良い影響を与えることが検証されている機能性成分をバランス良く摂ることで、血糖値をコントロールし、糖尿病や合併症を予防&改善することができるのです。

 

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