新型コロナウイルスの感染拡大の収束までにはまだ時間がかかり、「ウィズコロナ」の状態が長く続きそうです。
多くの人が不安に感じていると思いますが、過剰に心配することなく、風邪やインフルエンザなどと同様、通常の感染症対策をしておくことが重要です。
コロナウイルスとは、風邪を引き起こす原因であるウイルスの一つで、その仲間には、2002年に初めて確認された重症急性呼吸器症候群(SARS)など重症化肺炎を起こすものもあります。
新型コロナウイルスは、過去ヒトで感染が確認されていなかった新種のコロナウイルスが原因で起こる感染症であり、初期症状は、熱や咳など風邪症状に似ているものから、下痢や吐き気といった肺炎特有の症状を呈さないものまであります。
全く新しい型のウイルスで特効薬やワクチンがないため、危機感を募らせています。
コロナウイルスやインフルエンザウイルスなどのウイルスや細菌は、鼻や口から喉を通って、体内に侵入し、増殖します。そのため、そこには体内に入ってくる様々な異物から体をガードしてくれる特別な仕掛けがあります。
それが、鼻・口・喉・気管・気管支などの表面を覆う粘膜と線毛です。
粘膜の表面にある粘液は、殺菌作用やウイルスの無害化をして、細菌やウイルスをはじめ様々な異物が体の中に入り込まないように守っています。
鼻や気管支の粘膜に存在する線毛は、入ってきた異物を粘液の流れに取り込んで、痰や鼻水として体外に排出します。
この粘膜と線毛の働きで、増殖する前に排出が出来れば感染せずに済むのですが、この働きが低下すると、体外へ排出できなくなり、ウイルスや菌が体内に取り込まれてしまうのです。
線毛は「寒さ」と「乾燥」が苦手。冬に風邪やインフルエンザにかかりやすいのはこのためです。
風邪を引いた時の熱、のどの痛み、咳、痰といった症状も、体内に入ってくる様々なウイルスや菌から自分の体を守るための自己防衛反応。
発熱で体温を上げてウイルスの活動をおさえ、鼻づまりでさらなる異物の侵入を防ぎ、鼻汁とくしゃみと咳で異物を体外に排除しているのです。
こういった、自分自身の体を守る働きが「免疫」です。
私達を取り巻く環境には様々なウイルスや細菌が存在していますので、生きている限り逃れることはできません。
たくさんの種類があるウイルスや細菌に対抗するため、私達の体には実に1億種類もの敵と戦う能力があると考えられています。
自分自身の体を守るための素晴らしい仕組み「免疫」が私達の体には備わっているのです。
コロナウイルスもインフルエンザと同様、人から人に移るウイルス感染症であるということは共通であり、ごくごく基本的な予防対策をする
ことが重要で、それが感染の拡大を防ぐことにもつながります。
手洗い、うがい、マスクによって、ウイルスや細菌が体内に侵入するのを防ぐことはもちろん、免疫力を整えておくことが何よりの予防になります。
様々なウイルスから自分自身の身体を守るしくみ「免疫」がどんな時でも元気に働けるようにしておくためには、それらの材料となる必須栄養素が欠かせません。
免疫細胞を活性化させるためには、たんぱく質・ビタミン・ミネラルをバランス良く摂ることが基本です。
実際に、今回のコロナウイルスも、アジアなどの栄養不足が多い地域、特に必須栄養素の欠乏が頻繁にみられる地域で感染が広がっています。
体を守る免疫細胞 ( 白血球 ) の中で、ウイルスを退治する主役であるリンパ球は、夜寝ている時間に活発に働きます。睡眠不足は、その働きを乱し、免疫力を低下させます。
遅くても12時までに寝て、充分な睡眠をしっかりとりましょう。
肉体的・精神的な疲れやストレスは、自律神経のバランスを乱し、免疫力を低下させます。
ストレスによってアドレナリン等のストレスに対抗するホルモンの必要量が増えると、 肝臓からたんぱく質、ビタミン、ミネラルなど栄養の消費量も多くなります。
上手にリフレッシュしてストレスを解消することも、予防に大切です。
体温が1°C上がると、免疫力は5倍上がります。温かい飲み物を飲む、身体を温める食べ物を食べる(根菜類、生姜、にんにくなど)、ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、体を芯から温める、手足のオイルマッサージ、首元にタオルを巻いて寝るなど、体を冷やさない&温めることも大切です。
デザインシリーズ
免疫、神経、肝臓、血液など身体をつくる必須栄養素群です
エキス・ビット
免疫システムをコントロールする自律神経の働きを応援します
アルコ・ビオ
免疫細胞が多く含まれる血液の状態をコントロールする肝臓の働きを応援します
スモ・ビオ
免疫細胞の働きを応援します
風邪を引いてしまった時や引き始め、また予防のため普段より増やしてお摂りいただくのがおすすめです。