ストレスとがん

 

ストレスが多い状態が続いている男性は、ストレスが少ないと感じている男性に比べて、がんの発症リスクが約20%高いとする研究結果を、国立がん研究センターが発表しています。がんの種類では、肝臓がんと前立腺がんでストレスとの関連が強く、男性は仕事によるストレスが多いことや、女性よりもストレスの影響を受けやすい可能性があるとしています。

 

ストレスは万病の元と言われますが、強いストレスを感じると、ホルモンの過剰分泌、自律神経のバランスの乱れなどが起こり、集中力の低下、不眠、自律神経失調症、抑うつなどの症状をきたすことがあります。また、血管や心臓にも負担がかかり、動脈硬化や心筋梗塞などの重大な病気につながることもあります。ストレスは精神的なものだけでなく、睡眠不足、不規則な食生活などの身体的なものも含みます。

 

普段ストレスを感じていないと思っている方こそ、油断は禁物!
ストレスに負けない身体づくりが大切です。

 

杏林大学医学部客員教授 佐藤喜宣教授より

 

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