研究/免疫・生体防御機構の解明、白血球の抗ガン機構、食品成分の免疫及び炎症の調節機構、免疫増強及び癌科学治療法の作用、海洋生物由来のバイオテクノロジーなど。また、大学院博士課程を指導。
|プロフィール|
東京大学薬学部卒業/同大学院卒業・薬学博士同大学助手、米国国立がん研究所・客員研究員(文部省研究員)、帝京大学薬学部就任とともに、熊本大学医学部講師・東京大学薬学部講師・京都大学薬学部講師など歴任後、帝京大学教授就任。
その他/日本癌学会誌「Jpn J.Cancer Res.」論文審査員、日本学校保険委員日本薬学誌「J.Parmaco Dyn.」編集委員、日本比較免疫学会役員、日本生体防御学会委員、厚生省薬剤師国家試験出題委員、日本健康・栄養協会学術専門委員、ヒューマンサイエンス振興財団評価専門家委員、東京大学大学院講師など歴任。
著書/「食品と生体防御」「がん抑制の食品」「生体防御の機構」「サイトカイン」など50冊及び学術論文205編など。
ヘルバ食品は明らかに「成長や健康状態にも良い影響を与える。」
■ヘルバ食群は、成長に対して、通常食群より明らかに成長が早くなる。(1ヵ月後の成長率は、およそ22%以上の差になっている) ■また、全身状態(全身の健康状態)にも良い影響を与えている。
■ヘルバ食群と通常食群に分けて、およそ4週間実験した。 ■ヘルバ食群には、通常食にヘルバの栄養プログラムMIX(1g)を与えた。(1gは、人と対比した通常摂取量となる) |
ヘルバ食品は明らかに「免疫障害への予防と改善」効果が検証された。
抗ガン剤の毒性による「免疫障害への有効性」 1.通常食群は、免疫系の臓器のひとつ脾臓の重量が40%に減少してしまう。 2.ヘルバ食群は、免疫系障害の予防・改善効果が検証された。
抗ガン剤の毒性による「体重減少」への影響 1.通常食群は、3~4日間で体重が3g(体重の約10%)が減ってしまう。また、免疫系だけでなく、新陳代謝の早い小腸や毛根の細胞にもダメージを与える。 2.ヘルバ食群は「明らかに、その予防と改善効果」が検証された。
1.抗ガン剤の投与による免疫障害/抗ガン剤の毒性は、免疫系に大きな副作用を与える。その時、ヘルバ食品を食べていれば、その予防と改善効果がみられるかを実験する。 ■免疫臓器障害(脾臓)■白血球やリンパ球の減少と免疫系の低下■体重減少/食欲不振 2.抗ガン剤(CY)は臨床で用いられる「シクロフォスファミド(CY)」を200㎎/㎏で腹腔内投与。 3.投与後3日目に解剖を行う。 4.実験方法 4週令マウス(ICRマウス)にヘルバ食品を4週間与え、ヘルバ食群と通常食群(各10匹)に分け、更に各群をCYを投与した群としない群(各5匹)に分けて実験する。 |
ヘルバ食品は明らかに「各種毒性物質による急性肝炎に対する予防・改善」効果が検証された。
1.急性肝炎の誘導における全身状態の悪化に対してヘルバ食品は強い予防・改善効果をもたらした。すなわち体重減少が小さく回復が早い。 2.その予防・改善効果はLPSの全投与量で認められ、2週間たっても持続していた。
1.LPSおよびガラクトサミンの投与による急性肝炎の誘導 LPS・ガラクトサミンの毒性は、急性肝炎を発症させる。その時ヘルバ食品を食べていれば、その予防と改善効果がみられるかを実験する。■全身状態(生死・体重変化)の低下 2.LPS・ガラクトサミンとは ■LPSはバクテリア由来の毒物で、肝臓や腎臓に障害を与える大腸菌。類似毒物として「O-157」などがある。 ■ガラクトサミンは、糖の一種で肝臓の働きに負担をかける。 3.発症後14日間でその経過を調べる。 4.実験方法 4週令マウス(ICRマウス)にヘルバ食品を4週間与え、ヘルバ食群と通常食群に分け、急性肝炎を誘導(LPS・ガラクトサミン)して経過を2週間調べる。 |
ヘルバ食品は「肝障害に対する予防改善効果」がGOT・GPTからも大きな差が検証された。
ヘルバ食品は最大・最小ともに酵素GPTが低く5倍の差があり明らかな有効性が確認できる。 |
酵素GOTにおいて最大・最小ともに低く2.2倍の差があり明らかな有効性が確認できる。 |
酵素GPTの時間変化「6時間ごと」において、ヘルバ食品は明らかに有効性が認められ肝炎に対しての予防・改善効果をもたらした。 |
ヘルバ食品は明らかに「ストレスによる心身の障害に対して予防効果が高い」ことが検証された。
1.ヘルバ食群の方が、ストレスに対して明らかに予防効果が高いことが検証された。さらに、死に至るまでの時間が遅く、生存率も高い。 2.水没ストレスに、1時間半ごとの低温ストレスの加重後、4時間経過の状態では、明らかな差が検証された。 ■4時間後の生存率「ヘルバ食群 100%」「対照群 20%」
水没ストレスと低温ストレスの負荷による致死に対する予防・抵抗力の実験 1.ストレス負荷による発症の誘発 マウスは水を嫌い、水没によって大きなストレスが負荷される。また低温ストレスを加重することによって胃潰瘍を発症し死に至る。その経過の中で、ヘルバ食品がそれに対する抵抗力や予防に有効かどうか実験する。 2.低温ストレスの加重 21℃~23℃の水道水に数時間マウスを浸し、ストレスを負荷する。さらに1時間ごとに-3℃の低温ストレスを加重して、マウスの生死を判定する。 3.実験方法 4週令マウス(ICRマウス)にヘルバ食品を4週間与え、ヘルバ食群と対照群に分け、水没ストレスと低温ストレスを加重してその経過を検証する。 |
ヘルバ食品は「アレルギーが起きにくい体質」になっていることが検証された。
1.ヘルバ食群のアレルギー反応は、対照群に比べて、統計学的に優位に低下していた。 2.ヘルバ食品を摂取することによって遅延型アレルギーが起きにくい体質になっていることが検証された。
1.オキサゾロン誘導アレルギーの発症 オキサゾロンを抗原とする遅延型アレルギー反応モデルで行った。0.5%オキサゾロン溶液を腹部へ塗布して感作状態をつくり、さらに5日後にマウスの耳介に0.5%オキサゾロン溶液を塗布した。 2.24時間後に、耳介浮腫の程度を耳介重量で測定した。 3.実験方法 4週令マウス(ICRマウス)に、ヘルバ食品2g・通常食3g/1日、対照群に通常食5g/1日の量を全期間与えた。
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ヘルバ食品は「ガンの増殖が抑制され、延命効果」が検証された。
1.ヘルバ食により、ガンの増殖が抑制され、また、延命効果が認められた。 2.ガンに対する増殖抑制率は、統計学的な有意差がついた。
1.C3H/Heマウスに、移植ガンMM46の移植 乳ガン由来のMM46同系腫瘍を用い、細胞数1×106(ガン細胞数100万個)を腹部皮内に移植した。 2.1ヵ月後、ガンの重量を測定して、増殖状態を調べる。 3.実験方法 4週令マウス(ICRマウス)に、1ヵ月間ヘルバ食品を与え、ヘルバ食群と、対照群に分け、ガンを移植してその経過を調べる。 |
ヘルバ食品は糖尿病の予防・改善に明らかな有効性が検証された。
1.C57BL/KsJ-dbmマウスを糖尿疾病モデルによる糖尿病の発症(先天性糖尿マウス)
本マウスは第4染色体上の劣性単一遺伝子:レプチン受容体の突然変異によって「肥満性のインシュリン非依存型(II型)糖尿病」を発症する。
2.膵臓のβ細胞の変性と共に、インシュリン欠乏型の糖尿病に移行する
このマウスは生後間もなく過食がはじまり、血糖及びインシュリン濃度の上昇とともに、肥満が亢進する。生体のインシュリン要求量の増加に呼応して、膵臓は当初機能亢進を示すが、次第に枯渇し、膵臓のβ細胞の変性と共にインシュリン欠乏型の糖尿病へ移行する。
実験方法
■4週令マウスに3ヵ月間ヘルバ食及び水道水を与え、対照群と効果を比較する。
1.体重増加(肥満)に対する抑制効果 |
2.糖尿病性口渇(摂水量)に対する効果 |
3.尿糖の出現に対する効果
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■3ヵ月後にマウスの血糖値/尿蛋白/尿中ビタミンCなど調べ。解剖後、臓器の状態・重量を測定した。
4.血糖値の状態 ヘルバ食群は低値を示した。 mg/dl : 対照群412,ヘルバ食群286,正常151
5.尿たんぱく(腎臓障害)の状態 ヘルバ食群は低値を示し、合併症の腎障害の進行に予防効果が考察される。 mg/dl : 対照群131, ヘルバ食群18,正常12 |
6.尿中ビタミンCの状態 ヘルバ食群にはビタミンCが検出された。 陽性率 : 対照群0%, ヘルバ食群80%,正常100% 糖尿病の発症・進行と共にマウスはビタミンCを合成できなくなり、対照群は0%だったが、ヘルバ食群では80%が検出された。
7.肝臓の重量と状態 ヘルバ食群の脾臓重量は正常に近く、免疫機構の低下が抑制されている考察できる。 mg : 対照群60.3, ヘルバ食群79.2,正常83.1 糖尿病の進行に伴い、脾臓重量の低下と共に、免疫機構の低下が通常みられるが、ヘルバ食群はそれが抑制・予防されていると考えることができる。 |
8.脾臓の重量と状態 ヘルバ食群の脾臓重量は正常に近く、免疫機構の低下が抑制されている考察できる。 mg : 対照群60.3, ヘルバ食群79.2,正常83.1 糖尿病の進行に伴い、脾臓重量の低下と共に、免疫機構の低下が通常みられるが、ヘルバ食群はそれが抑制・予防されていると考えることができる。
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